追突事故で試された私のスキル
追突事故に遭って、改めて感じたのは、
生きていく上で磨いておくべき力のひとつは、
交渉力であるということ。
身体的にも精神的にもどん底の状況で、
いろいろな方と、いろいろなシチュエーションで交渉をしてきたからです。
加害者、警察、保険会社(物損担当者・人身担当者・自分の加入先)
保険会社の知人(数名)
修理工場、新車購入先のセールスマン
医師、理学療法士、病院の事務担当者
靭帯骨化症の相談相手
損保ADRセンターの担当者
弁護士
社労士
労働基準監督署の担当者
ハローワークの担当者
新しい仕事の関係者
・・・他
どれだけの人と交渉してきたの、私(笑)
仕事では関わる予定のなかった方々との
様々な交渉。
仕事以上に大変でした(@@;)
病院でのやりとりでも発揮できる”交渉力”!
例えば、
病院の事務担当者と何の交渉を?
と思われるかもしれませんが、
保険会社に打ち切りを言われて、労災に切り替えざるを得ず、
事務担当者の方に、書類をお願いした際。
勤務日数のことで微調整が必要でやりとりをする中で、
様子が変だなと思って、探りを入れると、
「保険から労災への切り替えは初めてなので・・・」
とぽろり。
なるほど。
とまどっていらっしゃったんですね(煩わしかったのかも(笑))。
理学療法士さんや看護師さんにもお世話になっていたので、
手作りケーキの差し入れをしようとは思っていたのですが、
予定を早めてお届けすると、
皆さんの雰囲気が変わりました。
もちろん、事務担当者の方も。
差し入れだけではなく、
常に低姿勢で感謝しながら接するようにはしていますが、
微妙な空気感を読むということがいかに大切かを実感しました。
丁寧に身体のケアをしていただいている理学療法士さんとは、
身体の痛みを理解していただくことも大切ですが、
少しずつでもよくなっていることとそのことへの感謝を伝えたり、
動けるようになったら自分でもストレッチなどをして、
努力していることをお伝えしていくことが大切です。
当然、報告書は医師の判断材料にもなるので、
理学療法士さんに気を遣い過ぎて、よくなっていないのによくなったアピールをしてしまうのも問題なのです。
交渉力+良好な関係作りを意識することが必要と感じました。
やはり何事もバランス! 謙虚さと主張、どちらも大切。
交渉力の中には、
空気を読む=察知する力も含まれていると思います。
他にも、情報収集力、基本的なビジネスマナー、原則謙虚であるが強気にもなれる自信など、様々なスキルや経験が交渉力をアップさせる秘訣です。
良好な人間関係を築くだけではなく、
主張すべきところは主張する、主張の仕方も相手によって変化させたり、
クッション言葉を活用するなど工夫ができれば、怖いもの無し!
まとめると、
- 相手の貢献意欲を引き出し、スキルや知恵をいただくためのお願いの仕方。
- 威圧的にならないよう、でも、被害者あるいはお客様といった自分の立場を自覚し、有効活用して交渉する。
- ハローワークや労働基準監督署、弁護士など、ネットである程度は情報収集できるので、事前に知識を入れておくなど、準備も大切。
- 相手(職種や人間性)によって、接し方を変化させる。
- 相手も人間なので、こちらの出方でいかようにも変わる(まれに手強い方もいます(^^;))
追突事故よ、ありがとう!(;▽;)
本当に学ばせていただいています!
転んでもタダでは起きませんよー!